著名人のことば

第一回 細田守監督

初回は映画『竜とそばかすの姫』が現在公開中の映画監督細田守さんです。
細田守さんの経歴についてはこちらを参照してくださいね。(Wikipediaなので検証が必要な部分もあるようです)

先日、TV番組「news zero×映画」2021.7.31放送を観ていました。
竜の声を担当している俳優佐藤健さんとの対談が心に残りました。

細田監督が経験された挫折とは

佐藤さんから「挫折したこととかないんですか?」と聞かれて
「たくさんあるよ。忘れもしない〇年4月〇日、スタジオジブリの『ハウルの動く城』の監督をやっていたんだけどクビになったんだよ。頑張ってやっていたんだけど、うまくいかなくてね」

と、たくさんの人が観るであろう映画宣伝の番組の中で、自分の失敗や挫折を惜しげもなく伝えている姿に、細田監督のお人柄を感じました。
それを乗り越えて振り切れている方じゃないと、そんな話できないですよね。

すいません、日付の箇所は私が覚えていませんでしたm(__)m
録画していたわけじゃないんです、しておけばよかった。。

クリエイター細田守の圧倒的な作業量

音楽を担当しているKing Gnu常田大希さんに依頼する際、自分が描いた絵コンテを資料として渡していました。
常田さんは監督本人が書いた大量の絵コンテに感銘を受けて、同じクリエイターの一人として良いものをつくろう!と決心したそうです。

常田:「言っていいのかわからないけど、あまりにもすごくて仲間たちにその絵コンテ資料を見せちゃいました。ほんとすごくて」

細田監督自身はイメージを伝えるためにそうしただけだと思いますが。
戦略的にそうやっているとは思えないお人柄が魅力的ですね。
いや、結構したたかなのかな?
あの穏やかな表情の下に、マグマのように粘度の高い静かな底熱パワーを感じました。

細田映画に〖夏と入道雲〗が描かれる理由

細田映画の宣伝ポスターには、必ず「夏と入道雲」が描かれています。
なぜだと思いますか??
番組の中でもクイズにされていました。

すぐ言っちゃいますが、少し考えました?笑

答えは、「人は夏に成長するからだそうです。
一夏を走り抜けていく主人公の成長を描くことを念頭に、そこに伝えたい思いがあるのです。
夏休みに公開ですし、夏休みがはじまった私たちに向けられていることがよくわかります。
「あんたじゃなく、十代の若者だよ!」と突っ込んだ方もいるかもしれませんが、そこはきっと、新しい時代の節目にいる大人たちにも、伝える何かがあると思いたいのでご了承くださいw

細田監督最新作『竜とそばかすの姫』に込められた思い

『竜とそばかすの姫』は仮想世界“Uの世界”が描かれています。
細田監督:「SNSのイメージは?という質問をすると、大半の人が《誹謗中傷》と答えたんだよ。SNSは誹謗中傷の世界だとして、生まれた時からスマホがある世代はどうやって生きていくんだろう?というところから、この作品の考えていった。最終的には、SNSで何かを伝えたり、作り上げたり、希望のある世界だと思ってこの映画を作っている」

先日中学生の長男は友達と観に行って「はじめて映画で泣いた。みんな言ってたよ」と教えてくれました。
出かけて行くときはあまり乗り気じゃなかったのに(笑)
スマホを持ちはじめて2~3年の長男。保護者連絡網で「うちの子がラインで画像加工されて回されていて困っています」と連絡がきたこともある、ドンピシャな世代です。
その少年たちの心に刺さるものがあったこと、親として感謝しきりです。
わたしは赤ちゃんがいるので、Huluなどで観れる日がくるのを楽しみに待つことにします(^^)

細田映画の歩み

そんなわたしですが、はじめから細田映画が好きというわけではありません。
『サマーウォーズ』はたくさんの受賞があるようですが、最後まで観ていません。
気に入っているのは『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』です。
両方とも、親が子を、子が親を愛する姿があって「こんな映画だと思わんかったー」と泣きました。

作品を追うごとに絵がどんどん綺麗になってきているのは、ちょっと見ただけでも感じられると思います。
対談で佐藤健さんも驚きを語っていました。

調べてみると、ずいぶん前からアニメーションのお仕事をされていて、パッと出じゃなく下積みをしっかりされていることがわかります。
わたしが子供のころ観ていたセーラームーン・幽遊白書・ドラゴンボールZの原画に携わり、絵コンテや演出で「るろうに剣心」もあり、ひとりで「おー!」となりました(笑)

日本アニメーション映画の未来への期待(ももてん感想)

宮崎駿さんがもう作品を作らないようなことをお話しされていたのをテレビで聞いたときから、もう日本映画で楽しみにできるアニメーションはないのかなあと残念に思っていました。それが、これからが楽しみな監督が現れて本当にうれしく思います。
映画ももちろんですが、細田守監督の生き様も、アニメーションとともに追っていきたいです。
勝手にライバルにしてしまいますが、わたしの中では細田守監督と新海誠監督の二大巨頭にわくわくしています。

作品が発表されて気持ちを聞かれたときの細田監督のことば↓
「つまらないよね。もう直せないから」と。
ずっと、あーでもないこーでもないと考え続けていたことが言葉から伝わってきます。

細田監督にお会いしたことはもちろんありません。
しかし、テレビから感じられるのは、素直さがあって、それを出すことで信頼を得てきた方だと。並外れた継続力とパワーの入れように誰もが納得していること。
世に名前が出てくるまでにしっかり戦ってこられた方は、土台が違いますね。

最後までお読みいただきありがとうございます。
今日の一文が、あなたの人生のインスピレーションとなりますように。