著名人のことば

第四回 俳優 山田孝之さん

こんにちは、ももてんです。

今回は、俳優の山田孝之さんです。
わたしが持つ彼の印象は、実年齢よりずっと上だよなーという印象です。まるで仙人のようだなと。演じていないときの表情は少年らしさも残っていて、まだまだやりたいことがあるんだろうなって感じれる方ですね(^^)/

今回もTV番組『時代のカリスマ×インタビュアー林修』から引用と感想です。
率直にテレビ・映画業界について語られていて面白すぎました。

前々からどんな方で、どんな考え方をされているのか興味があったんですよね。
役柄の幅があるということは、その方自身の幅が広くないとできない代物だと想像できるので、きっとものすごく面白い方のはず♪

山田孝之wikipedia(参考までに)
山田孝之オフィシャルサイト

山田孝之さんが俳優となったきっかけ

山田さんは鹿児島の出身。小中学校時代、お姉さんが先に東京に出られてストリートモデルをやっていたそうです。同級生から「すげ~な」って言われることにムカついていたそう(笑)
自分には夢も何もなくて、それが悔しくお母様に「おれも東京へ行く!」と言ったところから、山田さんの運命が開かれていきます。

中学3年の3学期に鹿児島から東京の中学校に転校。同時期に原宿ラフォーレ前でスカウトされています。顔立ちが綺麗で、当時のスカウトマンに女の子と間違われたというエピソードも。

その後、NHK『ちゅらさん』などに出演がはじまります。
はじめて間もないのに、活躍の場が華やかすぎてびっくりしますよね(+_+)

ただ、山田さんご自身は「芝居が何かもわかっていなくて、楽しさもない。ただただ必死でした」と言っていました。
もしかして芝居って楽しいのかも、て初めて感じたのが『ちゅらさん』だったそうです。

それから7年間ほど、イケメンの主役のお仕事が続いていきます。
そのときのマネージャーさんが、山田さんをスターにするべく【主演俳優】ばかり選んでいたことが理由でした。

主演がやりたくてもできない人からするとものすごく羨ましい話なのですが…。
山田さんはそれが窮屈だったようです。
周りには、明るい・暗い、コンプレックスの塊、いろんな人物がいる中で、主演はそれをまとめるべくキャラが受けになっている。
「もっと自分から特殊なキャラクターを作って、アプローチしていく芝居がやりたいのに学べない。」という不満が溜まっていきます。

しばらくしてマネージャーさんが代わり「自分で仕事を選んでいいよ」と言われるようになったそうです!

ここ、わたしはもっと掘り下げて聞いてみたい箇所でした。
自分で何かアクションを起こしてマネージャーさんが代わったのか。それとも、運命が向こうから変化してきたのか。どうなのでしょう。大人になると、語れないこともありますからね。

23歳の時に初めて自分で選んだ作品が『クローズZERO』
三池崇史監督との出会いの作品でもあり、山田さんの大きな転機となりました。

その後の作品
・闇金ウシジマくん(2010年、26歳)
・勇者ヨシヒコと魔王の城(2011年、27歳)
・全裸監督(2019年、35歳)

『闇金ウシジマくん』の役作り

まず、オファーを受けるかどうかすごく迷ったそうです。
原作は大男で、自分と体格が違う。でも、しっかり台本をキャラとして読んだときに「できる!」と思ったそうです。

そして、一般人は誰も知らないであろう面白いことお話しされていました。
「芝居の仕方が、唯一ウシジマだけが違う。ウシジマとそれ以外なんです」と。
役柄を作っていくうえで、あまり感情が見えないほうが良いって思ったのがウシジマだそう。
なるべく機械的にするために、一つ一つのことに型を作っていきました。
電話の受話器を取るしぐさも全部同じ!もうガチガチにルールを端から端まで作っていったそうです。

それを聞いた林修さんが「それは能だ!」と気付きます。
頭の良い方って、こういう気づきがいいですよね。いろんな文献を読んだ中から、自分の知っていることと会話の内容が結び付いていく。シナプスが繋がったときの喜びといったら気持ち良さそうですね(笑)

伝統芸能『能』とは「型が完全にできれば想いが表現できる」ということを表わしているのだそうです。
林さんらしく、京都大学の入試にこの文章があったとのこと。

山田さんが天才肌だと感じるのは、勉強したとかじゃなく、こういったことを感覚的に理解されているってことが凄い方です。

山田孝之さんが続編が嫌いな理由

仕事に対しての真面目さがよくわかる言葉なのですが、
『「ヒットしたから次やろう!」みたいな、急ピッチでなんとか脚本作ってやる。
そういう物の作り方って嫌だなって』とお話しされていました。

ふつう続編ができたらものすごく喜びません??
興行収入がはいってきて、有名になれて、仕事がなくならないんですよ?

毎回毎回、体当たりで力を注ぎ込んでいるからこそ、中途半端が許せないのでしょうね。
期間が短いと準備も万端でなくて、そんな自分も嫌なのかもしれません。

続編が嫌だけど、続編をやり続けたのが「闇金ウシジマくん」「勇者ヨシヒコ」シリーズ。
そこには、明確な理由があったそうです!

どっちも深夜ドラマから始まってる、から。

それまでドラマのゴールデンといえば、9時10時の作品。放送してお客さんのリアクションも見ながら作ったりしているため、台本が最初から揃うことがないのだそう。役を作り上げる役者にとって、材料が少ないし、自分が思っていたのと違う方向に進んでしまうこともあったそう。
そんな制作体制への違和感から、連続ドラマ出演なしの4年間が続きます。

しばらくして山田さんは、ドラマ業界のある変化に気が付きます。
「映画監督とか映画俳優たちが集まって予算も少ない中、アイデアで面白い深夜ドラマが出始めてたんですよ。僕は「ここかもしれない!ここで何か面白いことができるかも!」と思ったんです。」
実際にここで面白いことにしていったのは、山田さんの意志のパワーのような気がします。
ゴールデンは自分を育ててくれた場所だという感謝から、何か自分の行動で意識に火をつけたい!と、今までは人気のなかった深夜ドラマを人気作にしてシリーズ化して、みんなが知ってるくらいまで持っていこう、と最初から決めていたそうです。

皆さん、お気づきですか?
山田さんはわりを思い描くことからスタート≫されています。
『7つの習慣』という大ベストセラーの本がありますが、そこにも「終わりを思い描くこと、ゴールを決めること」などが書かれています。
到着地点が自分でわかっていると、道の途中や分かれ道で迷うことなく進めるということなのですが、目的を理解していることの重大さが改めてわかるお話ですね。

『7つの習慣』はこれです↓

『全裸監督』出演を決めた理由

全裸監督Netflix公式サイト

出演を決めた一番の理由:世界配信だったこと。

そこには、ただビックなことに挑戦するってだけじゃない理由がありました。
俳優業を長くやってきた先輩方が、日本の芸能界・映像業界ではこれ以上やっていけないから「ハリウッドだ!」と行動を起こされていくのを横で見ていて、山田さんもそれを考えた一人だったようです。英語を一年半マンツーマンで勉強されていました。
でも、言語が違うと伝え方や表現も違うのに、今まで20年くらいやってきたことをハリウッドで挑戦していることになるんだろうか?と悩みます。

そして、20年間培ってきた俳優経験を活かすのは、言葉も文化も違うハリウッドではないと気づいたんですね。これ、実際にハリウッドに行く準備をせずに、ただ悩んでいただけだったら、まだ答えは出ていなかったんじゃないでしょうか。

NETFLIXは以前から字幕配信をしていた実績があり、山田さんは日本の題材・日本のスタッフ・キャスト・日本語でやってそれをそのまま見せられることに魅力を感じていました。「よくも悪くも今の実力を全部見せられるな」と。

「自分の今の実力が世界から見たらどう捉えられるのか、知ってみたかったんです」と語っています。

プロデューサーとして作品を制作した『デイアンドナイト』

映画はこちらのFODプレミアムで観られます↓



全裸監督発表の同年、プロデューサーとして台本作成・予算の調達・撮影スケジュールの調整など完全に裏方業務に徹した作品が『DAY AND NIGHT』

プロデューサーになりたくない、という彼がなぜこの作品でプロデューサーを担当したのでしょうか?

それは業界全体の将来のためでした。

山田孝之さんがプロデューサーをやっている理由

業界全体の将来とは、これからこの業界で働くすべての人たちの労働基準の改善
前々から、睡眠時間を削って働く環境に耐えてきたからこそ、若手にはそうなってほしくないと思っていたようです。

なので自分がプロデューサーになれば、スケジュール調整ができます。
現在:人件費が一番お金がかかるのに撮影日数が延びると人件費が増える⇒撮影日数を短くしよう!⇒一日の労働時間が延びる…

山田式:8時間しっかり空ける⇒日数が増える⇒先にその分の資金を集める

山田さんが考える流れはこうです。

しっかり休養を取る

スタッフ・キャスト全員のパフォーマンスが上がってくる

作品の質がアップしてくる

国内でもっと観てもらえるようになる

アジア諸国で少なくとも売っていける可能性が高くなる

資金を回収できる

何をやるにもお金が集まらないと始まらないんですね。当たり前ですけど…。
そのために、この作品では資金調達含め、裏方に徹したそうです。

山田孝之さんが抱く大きな夢

山田さんが思い描く世界は、労働改善だけで終わりません。

『「日本ダメだからハリウッド行く」っていう選択肢じゃない。
良くなるよう皆でしていって、ハリウッド俳優に日本の映画に出たいって言わせてみたい。
「こっちがハリウッドだよ」みたいな(笑)夢は大きく!!』

俳優という職業の未来を、もっと明るいものにしていこうとされているんですね。

山田さんがテレビではっきり労働環境についてお話されたことで、スタジオにいた俳優陣は救われたような表情をされていたのが印象的でした。
みんな、言いたくても言えなかったんですね。

最新作『はるヲうるひと』は精神的に死ぬほど辛かった

山田さんが「死ぬほど辛かった」と語る最新作が公開されています。
『はるヲうるひと』公式HP
作品についてはこちら(Wikipedia)を参照ください。

山田さんが演じている得太は、生活も良くなく、誰にも話せない秘密を抱えていて孤独そのもの。役作りで、得太が普段食べているものを食べて、精神状態もどんどん得太そのものになっていきます。撮影現場に向かわれたときはうつ状態だったそうです。本当に大変なお仕事ですね。

山田孝之さんが語る「役を演じる」ということ

「役を演じることは、台本に書いてあるのは一部ですけど、一生分を考えるんです」

なぜ人にこういう接し方をするのか、なぜこういう言葉をチョイスするのか理由を考えいき、こういう家庭で生活していて、学校ではクラスの中でこういう立ち位置だろうなとか。
履歴書みたい流れを作って、初めて今を理解できてくると語っています。
役の一生を共にしているんですね。

そのために、撮影期間が短かったりワンシーンだけであっても、けっこうな時間を割いて自分の日常に落とし込んで生活しているそうです。
あまり大きく伝えられていませんが、全裸監督で村西監督に寄せるため10kg増量されたそうです。あまり大きく出ていないのは、彼にとっては当たり前の範疇ということなのかもしれませんね。

最後に、運営者ももてんよりdream考察

山田孝之さんは、役者のみならず映像業界の未来も見据えていました。
彼の言葉を聞いていて感じたのは、映画やドラマの世界というのは、俳優さんたちが夢を持って臨んでいく場所であり、作品にもよりますが、観客が憧れを抱く主人公が誕生する場所でもあるということです。
映画を見て、憧れて、それを真似て目指すことによって、人生が変わるかもしれない人がたくさんいるわけです。
なんだか夢を語ると陳腐な気がしちゃいますが、山田さんのように体現しようとしてくれている方をみると、「夢をみるっていいな」って思えますよね!

最後までお読みいただきありがとうございました。
今日の一文が、あなたのインスピレーションと行動に繋がりますように。
また次回のご訪問もお待ちしております♪